UME

あとがき (ONEAⅦ)

この部屋の中では嘘ばかりついた 青い目をした猫が遠くへ行く夢

いつもと変わらない道 左側の肩を風が撫でる
また泣いていた紫陽花の青 「君は今の私みたいだ」

ねぇ待って 行かないで 置いてかないで もう少しだけの時 側にいて欲しくて
なんでかな 君にまた 言えなかった 伝えたかった言葉 雨に溶け消えたよ

この部屋の中では嘘ばかりついた 青い目をした猫が遠くへ行く夢
いつか描いた未来を壊した私を 「そんなこともあったっけ」って忘れていいよ

夢の続き 思い出せずに また部屋の隅に座る
指でなぞる写真の影に そっと落ちる私の声

この部屋の中には 嘘ばかり溢れ 青い目をした猫が遠くへ消えてく
もう君とは話せないかな ねぇどうして胸が寒いのかな
選んだ日々 歩いてくから 私のことはもう忘れていいよ

文学青年、街を往く/UME (ONEAⅥ)

小説家のように 僕を嘲笑って
膨張した音を 笑う 笑う
想像した文字を語って
考えた音で泣いて
想像してた日々が
始まりですか

嫌煙家の君が 僕を指さして
死んじゃうかもなんて
ふざけ
わらっているよ 幻想を踏み外した
声も枯れて
ひとりきりで笑う

そう 文学青年 路地を行く
小脇に抱えたテレキャスター

そう 文学青年 街を行く
両手で抱えたテレキャスター

視界を遮る 砂塵
アスファルトで焼けた蝶
文字列を消すタバコの火
暮れる闇の中
笑ってるのだろう

群れる十代の影 喚く
身にしみるようで 笑えて
夢が浮かぶこの部屋で
いつもいつも
もううんざりなんだと笑う

そう 文学青年 路地を行く
小脇に抱えたテレキャスター

そう 文学青年 街を行く
両手で抱えたテレキャスター

視界を遮る 砂塵
アスファルトで焼けた蝶
文字列を消すタバコの火
暮れる闇の中
笑ってる

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